【大学院特別講義】第2週
【学んだこと】
・エスノグラフィ:人類学や社会学で使われる調査手法のこと
例えば、規定に従って行われていた駐車取締業務の実態的な現状をエスノグラフィによって理解し、無駄な業務、そのシステムのせいで業務を難しくさせているようなことをなくし、解決へと導くことができる
・人と人のやり取りはそう単純なものではなく、相手に気を使ったりして互いに調整をしつつやり取りは進んで行くということ
そういった意味ではロボットが人のパートナーになるにはまだ課題がある
・あるユーザビリティテストによって明らかになったのは、人はインターフェースが悪いと簡単な両面コピーすらできなくなってしまうということ
・デザイン思考とは、言われた問いではなく、その本質的な課題は何なのかを考え、観察したり、分析したり、プロトタイプを作ったり、テストしたりして探求すること
・大きく言うと企業内に外の実社会の実態を理解してエッセンスとして取り入れる役割を持つのがユーザーリサーチャーであり、新しい価値を生み出す研究開発部門と、新しい商品やサービスを世の中に還元していく事業部を繋げる役割を持つのがデザイナーである
【考えたこと】
私たちの身の回りには便利な情報通信技術が使われたものがありふれているが、このようなユビキタスなIoTが溢れている環境は、「この世界って一体なんなんだろう」とか、「もっと便利な世界ってどんな世界なんだろう」というような「問い」によって実現されたのだなと考えた。本質的な「問い」を持つことができればそれを起点に新しいものを生み出したり、大勢の人が協力してそれに向かって頑張れる。面白い「問い」が新しいイノベーションや、世の中を動かすきっかけになるのだなと思った。そんな問いを持つことは今までなかったが、「今の世の中って一体なんなんだろう」「人を理解して、それに対して驚きを持って答える事業ってなんだろう」というような、本質的な「問い」を持ち、「自分はその中で何を以って活躍できるのだろう」とイメージを膨らませていきたい。